NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は2010年9月30日、グローバル企業向けのマネージドセキュリティサービス「Bizセキュリティ グローバルマネジメント」を発表した。10月1日から提供を開始する。NTTコムの専門組織がユーザー企業のIPS(侵入防御システム)をインターネット経由で遠隔運用して、不正アクセスやウイルス感染への防御策を実施する。

 サービスの特徴は、ドイツのセキュリティサービス企業であるIntegralisと連携して、国内外で同一内容のサービスを提供する点だ。監視拠点を10カ国に22拠点配置して、各地域の状況に応じた不正侵入防御を実施する。サポート対応できる言語は日本語、英語、ドイツ語、フランス語、中国語、スウェーデン語の6カ国語。グローバル企業の各拠点からの問い合わせに対応できる体制にしている。

 月額料金はIPSアプライアンスにマカフィーの「Network Security Platform M-1250」を利用する場合で、IPS1台当たり15万8000円から。料金には24時間365日のサポート、レポート提供、機器監視、設定変更などの費用を含む。コンサルティングや設計などの初期料金は1台当たり109万円から。

 NTTコムは今後、遠隔監視・運用できる機器の種類を増やす。2010年10月から12月にはファイアウォールを、2011年4月から6月にはUTM(統合脅威管理)でも同様のサービスを提供する計画だ。