JR西日本グループの商事会社、ジェイアール西日本商事は2010年9月30日、資材調達システムをSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)化したと発表した。NECのSaaS型電子資材調達サービス「WEBPSN II」を採用し、8月30日から運用している。

 ジェイアール西日本商事は、鉄道資材や建設資材などを、JR西日本やグループ会社に納入している。これまでの資材調達システムはNEC以外のベンダーがシステムを構築していたが、システムの更新に伴い、SaaSのWEBPSN IIに切り替えた。

 同社が取り扱う資材や商品の点数は数万点に及ぶ。WEBPSN IIで1000社以上の調達先企業を接続し、調達業務の効率化やコスト削減を図る。

 NECのWEBPSN IIは、見積もり依頼や請求処理など調達業務に必要な機能を備える。これまでに約4000社の利用実績がある。