エフエム東京は2010年9月30日、「CEATEC JAPAN 2010」(10月5日~9日、千葉県・幕張メッセで開催)において、V-Low帯の3セグメントを利用したマルチメディア放送をイメージした展示を行うと発表した。内容は、大きく、「車載」「福岡ユビキタス特区」「サイネージ」で構成する。

 車載関連では、「カーナビ連動型V-Lowマルチメディア放送コンテンツ」「2chステレオ音声でのバーチャルサラウンドラジオ放送」「放送波とITSの融合コンテンツ」を展示する。資料提供協力は、長崎EV&ITS(エビッツ)プロジェクト(ホームページ)である。

 福岡ユビキタス特区におけるマルチメディア放送実験試験局の取組みとして、NEXCO西日本のモバイル道路交通情報サービス「iHighway」(こちら)の放送波による配信実験、放送波バスサイネージ(西鉄バスで実験中)、船舶パーソナルサイネージ(JR九州高速船ビートル船内で実験中、関連記事)、IPDC受信機(CSKシステムズの開発品)、データ放送コンテンツマネージメントシステム「Freesia」(クワトロメディア(ホームページ)が開発)などを展示する。

 さらに、マルチメディア放送の受信を想定したデジタルサイネージを展示する。なお、CEATEC会場において「V-LOWマルチメディア放送の未来、放送波が変えるカーナビ、家電、スマートフォン」と題した出展者セミナーを開催する。

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