「J:COM TV ナビ」ポータル画面のイメージ
「J:COM TV ナビ」ポータル画面のイメージ
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 ジュピターテレコム(J:COM)は2010年9月28日、10月5日から9日まで幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2010」で「J:COM TV ナビ」を出展すると発表した。

 このシステムは、現在KDDIと共同技術検討を行っている次世代STBにおいてもケーブルテレビナビゲーションの基礎となるものと位置づけている。CEATECの期間中、KDDIブースにおいて、「J:COM TV ナビ」を実装したセットトップ・ボックス(STB)を使ったデモンストレーションを行う。今回の展示は、Java Scriptエンジンを実装し、HTML5の一部機能を利用することで実現したナビゲーションシステムを紹介する。

 STBの起動時にテレビ画面に表示されるポータル画面上から、J:COM TV のすべてのサービスに容易にアクセスできるナビゲーション機能の実現を図る。加入者の属性や嗜好に合ったメッセージを表示するほか、ポータル画面上で番組検索を行えるようにするなど、TVサービスの利用を促進するツールを搭載する。

 特定のメーカーに依存しないオープン仕様を採用しており、既存のSTBに追加搭載できる。J:COMは新ナビゲーションシステムの実装に向けて引き続き開発を進め、2011年度前半の商用化を目指す。

 なお、J:COMとKDDIが共同で技術検討を進める次世代STBそのものについては、2012年の商用化を目指している。

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