図●オンデマンド仮想システムサービスのポータルサイト
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 富士通は10月1日、ICT(情報通信)インフラを必要に応じて利用可能にするIaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)として「オンデマンド仮想システムサービス」の提供を開始する()。従量課金制で、ユーザーは仮想サーバー1台あたり1時間25円で利用できる。

 オンデマンド仮想システムサービスは、サーバーやストレージ、ネットワーク、セキュリティ機能などを、ネットワーク経由で利用できるようにするサービス。商用サービスの開始に先立ち、2010年5月末から9月末まで、200社を対象にトライアルを実施していた。

 富士通は同サービス向けに、仮想ICTシステムの構成テンプレートを新たに10種類用意した。加えて、同サービス上で利用するアプリケーションの実行環境として必要なミドルウエア製品約50種類をダウンロードできるサイトや24時間の有償電話サポートサービスを提供する。

 販売目標はサービス開始後1年間で1000社。富士通はオーストラリアやシンガポール、米国、欧州でのサービス提供も計画している。