コミュニティネットワークセンター(CNCI)のグループ局である知多メディアスネットワーク(東海市、大府市、知多市、知多郡東浦町がサービスエリアのケーブルテレビ局)は、国内のケーブルインターネットで最高速という下り270Mbps(実測値)の「ハイスピードコース」を2010年10月1日に開始する。

 同コースは、DOCSIS3.0に準拠の「下り8波ボンディング」を使った国内初の商用サービスという。ケーブルインターネットでは、データ通信速度の高速化に向けて、ケーブルテレビ網で使用する周波数帯域(チャンネル)を複数束ねる(ボンディングする)技術が採用されている。ケーブルテレビ網によるデータ通信の標準仕様DOCSIS(Data Over Cable Service Interface Specifications)の最新仕様であるDOCSIS3.0に基づいて、今回は8波を束ねた。理論上は下り最大320Mbpsだが、CNCIおよび知多メディアスによる実測でも下り最大実測270Mbpsと高速化を達成した。

 知多メディアスは、月額基本料金5880円でこのハイスピードコースを提供する。各種のセット割の適用も可能という。CNCIでは、他のグループ各局でも順次開始を予定する。

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