日立製作所は2010年9月24日、環境配慮型都市(スマートコミュニティー)事業でパナソニックと協業すると発表した。両社は、中国政府が肝いりで進める中国・天津のスマートコミュニティー建設計画に共同で取り組む。

 日立はスマートグリッド(次世代送電網)など社会インフラ関連の技術を、パナソニックは家庭内の電力制御技術をそれぞれ持ち寄り、実用化に向けた共同研究を進める。

 中国では、天津のほか、100以上のスマートコミュニティー関連の建設計画が進行中だ。両社は協業により、スマートコミュニティー関連技術の実用化に向けた取り組みを加速させ、こうした建設計画への参画を目指す。