IBM System x3755 M3
IBM System x3755 M3
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 日本IBMは、高さ2Uのきょう体に最大12コアのAMD Opteron 6100プロセッサを最大4個搭載できるラックマウント型サーバー「IBM System x3755 M3」を2010年9月30日から出荷する。4Uサイズの従来機に比べ、同じ設置スペースでCPUコア数が4倍に増加。42Uサイズのラックにフルに実装した場合、最大1008コアを搭載できる。

 CPU、メモリー、電源などの区画ごとのエアフローを考慮してファンを配置することで、冷却効率の向上を図った。この設計手法を「Calibrated Vectored Cooling」と呼ぶ。これにより、2.1GHz動作の12コアCPU 4個を2Uラックに実装した場合でも発熱による誤動作を起こさないようにした。

 選択可能なCPUは、Opteron 6128(8コア、2.0GHz動作)/6134(8コア、2.3GHz動作)/6172(12コア、2.1GHz動作)の3種類(いずれもL3キャッシュは12Mバイト)。最大512Gバイトのメモリーと最大16Tバイトの3.5型ホットスワップSAS/SATAディスクを内蔵できる。利用可能OSは、Windows Server 2008 R2、Red Hat Enterprise Linux 5(64ビット版)、SUSE Linux Enterprise Server 10 SP3以降/11 SP1以降。

 システム価格は、8コアOpteron 6128(2.0GHz)2個とメモリー8Gバイトの最小構成で79万円(税別)。3年間のオンサイト修理保証が付属する。