ユニバーサル・シェル・プログラミング研究所(USP研究所)は、同社が提唱する開発手法「ユニケージ」の独自コマンドを、ソースコード付き書籍として発売した。ユニケージは、UNIXコマンドと独自コマンドを組み合わせたシェルスクリプトにより業務システムを開発する手法。良品計画、成城石井、東急ハンズなどのシステム開発で実績がある。また、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)の「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー 2008 基盤ソフトウェア部門」を受賞している。

 発売したのは「ユニケージコマンドセット評価版ver.0.1」。「tateyoko」、「keta」、「gyo」、「retu」など独自コマンド26個のソースコードを収めたCD-ROMと、コマンドの機能を説明する解説書が含まれる。従来は、コマンドやデータ管理手法などユニケージ全体を、USP研究所が利用企業やシステム開発会社にライセンス提供していたが、「コマンドを公開してほしい」という要請がUSP研究所に寄せられていたという。

 「ユニケージコマンドセット評価版ver.0.1」の価格は3150円。評価目的、または個人利用であれば、これらのコマンドを改変して使用できる。ただし、実際に業務システムの開発に利用する場合は、チューニング済みの全コマンドを含んだ「ビジネス版」が別途必要になる。

[発表資料]