写真●Android搭載のタッチパネル式のビデオ会議端末「Avaya Desktop Video Device」
写真●Android搭載のタッチパネル式のビデオ会議端末「Avaya Desktop Video Device」
[画像のクリックで拡大表示]

 日本アバイアは2010年9月16日、Android搭載のタッチパネル式のタブレット型ビデオ会議端末「Avaya Desktop Video Device」(写真)を発表した。11月30日から出荷を予定する。

 Avaya Desktop Video Deviceでは、「Avaya Flare Experience」と呼ぶビデオや音声、IMを統合した新たなユーザーインタフェースを採用した。右端に表示されるアドレス帳から連絡を取りたい相手を選び、中央のデスクトップにドラッグ・アンド・ドロップし、ビデオや音声、メールなどの連絡手段を選択することでコミュニケーションを開始できる。連絡手段を問わず同じような操作手順を取ることで、使いやすさを追求した。

 「現状のビデオ会議システムは、専用の広帯域ネットワークを用意し、会議室にしか端末を置いていないなど特別の存在になっている」と同社のソリューションマーケティングの能地將博シニアマネージャーは話す。そこで電話のように誰もが直感的に使える端末として、Avaya Desktop Video Deviceを開発したという。

 本体は、11.6インチのマルチタッチスクリーンと、オートフォーカス機能付きのHDビデオカメラを搭載。本体はバッテリー駆動が可能で、駆動時間は約3時間という。SIPベースの製品で、同社のコミュニケーションプラットフォーム「Avaya Aura」上で動作する。Microsoft ExchangeやLDAPと連携したアドレス帳の連携もできる。

 通信機能は10/100 EthernetのほかIEEE 802.11b/g、Bluetooth。AndroidのOSはバージョン2.1を採用する。VPNのサポートについては2011年5月ころを予定しているという。価格はオープンであり、米国の参考価格は3750ドル。

 なお同社は、Avaya Flare Experienceのインタフェースを専用デバイスだけではなく、PCやスマートフォンなどの汎用的なデバイスにも広げていく計画という。

プレスリリース

製品紹介ページ(Avaya Desktop Video Device)