NTTぷららは、日本放送協会(NHK)のBSデジタル放送「BS-hi」「BS-1」「BS-2」の3チャンネルを、自社が運営するテレビ向け映像配信サービス「ひかりTV」で、2010年12月からIP再送信する。2010年9月16日に開催した記者向けの説明会で計画を述べた。IP再送信の同意について現在NHKと交渉中で、9月中にも返事が貰えそうだという。またほかの民放系BS事業者ともIP再送信について交渉中であるとし、NTTぷらら側の希望と前置きした上で「今年度末、あるいは来春くらいには、民放系のBSデジタル放送の再送信についても開始したい」(同社代表取締役社長の板東浩二氏)と述べた。

 ひかりTVでは既に地上デジタル放送のIP再送信サービスを提供している。BSデジタル放送のIP再送信については、10月1日からWOWOWを提供することを9月2日に発表している。地上デジタル放送のIP再送信サービスは、NTT東西地域会社のNGN(次世代ネットワーク)サービス「フレッツ光ネクスト」のユーザーのみ利用できるが、BSデジタル放送のIP再送信サービスは「Bフレッツ」などNTT東西の光サービス全般のユーザーが利用できるという。