日本映画衛星放送は2010年9月14日、自社運営チャンネルの「時代劇専門チャンネル」において9月20日から、池波正太郎原作のテレビシリーズ「鬼平犯科帳」(中村吉右衛門主演)を第1シリーズよりハイビジョンで放送すると発表した。

 現在主流であるワイドテレビの仕様に対応するため、画面サイズを「4対3」から「16対9」に再設定した。「鬼平」制作スタッフが自ら作業の指示を行い、シーンの意味合いなどを崩さないように細心の注意を払いながら、フィルムに収められた左右の映像領域を最大限に生かした各カットの再フレーミングを行った。「映像をハイビジョン化し、さらに画面サイズをワイド化した。新しいオリジナルともいうべき、新たに生まれ変わった放送マスターを『ハイビジョン・ニューマスター版』と名付けた」としている。

 時代劇専門チャンネルは、2010年9月20日(敬老の日)に「鬼平犯科帳」ハイビジョン祭りと題し、鬼平犯科帳を24時間放送する。レギュラー放送は9月26日に開始する。