総務省は、ホワイトスペース特区を創設し、2010年9月10日~10月15日までの期間、ホワイトスペース特区に関する募集を行うと発表した。

 ホワイトスペース特区は、ホワイトスペースを活用したサービスやシステムの制度化やビジネスモデルの確立のために創設する。既に、先行モデルとして、10者・11事業が選定されている。今回の募集は、これに続くものである。

 募集の対象は、ホワイトスペースを活用したサービスやシステムの開発・実証を具体的に計画している企業や地方公共団体などである。提案募集のあと、10月から11月にかけて、9月10日に第一回会合が開催されたホワイトスペース推進会議(総務省の「新たな電波の活用ビジョンに関する検討チーム」の構成員がメンバー)において評価を行い、11月末をメドに選定を行う。

 選定基準は、「提案モデルに確立可能性があるか、またビジネスとして継続可能性があるか」「提案モデルが確立することにより、地域活性化や新産業創出など経済的効果や社会的効果が期待できるか」「提案モデルを実現するために検討すべき課題は今後の制度化への反映に資するものか」の3点である。

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