米Googleは米国時間2010年9月3日、プライバシー保護強化に関する取り組みを発表した。まず同社のプライバシーポリシーを改訂する。内容を変更するのではなく、より分かりやすくシンプルな文章にする。

 ほとんどのGoogle製品およびサービスに適用しているメインの「Google Privacy Policy」において、まわりくどい表現を削除し、難しい法律用語などを分かりやすい言葉に直す。また、個別サービス向けに設けた補足的ポリシーに多くの重複部分が存在するため、12の製品別ポリシーを削除する。

 改訂後のプライバシーポリシーは10月3日より適用される。プライバシー保護関連の情報センター「Privacy Center」で改訂版をプレビュー掲載している。

 そのほか同社は、各サービスのヘルプセンターを拡充し、ユーザーがプライバシーを保護するための情報をより簡単に見つけられるようにする。さらに、プライバシー関連の各種ツールをまとめたページをPrivacy Centerに開設する。

 米メディアの報道(eWeek.com)によると、Googleは最近、新たなコミュニケーションサービス「Google Buzz」のプライバシー問題に関する集団訴訟で、850万ドルの和解金を支払うことで合意したという。

[発表資料へ]