放送衛星システム(B-SAT)は2010年9月3日、自社の放送衛星である「BSAT-3a」の現状について報告した。BSAT-3aは2010年8月24日に一時的な姿勢変動を起こし、午後2時21分頃から約13分間、BSデジタルの全チャンネルとBSアナログの一部チャンネルの放送が停波するという事態が発生していた。

 現在B-SATは、衛星メーカーとともに原因究明を進めている。その中で、「今回の姿勢変動は衛星を制御する搭載コンピュータに発生した一過性の現象で、現在、搭載コンピュータは正常に動作していることを確認した」(B-SAT)という。

 B-SATは総合的に分析した結果、「BSAT-3aは通常運用が可能であり、放送に供することが可能」と判断した。引き続き、今回の放送障害の原因究明とともにBS放送の安定継続に取り組む方針である。

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