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 米Appleは現地時間2010年9月1日、携帯型メディアプレーヤー「iPod」の新ラインアップを発表した。新しい「iPod touch」では、解像度がこれまでより4倍高いRetinaディスプレイ(960×640ピクセル)と前面にもカメラを搭載し、ビデオ通話機能「FaceTime」に対応した。

 併せて同社は、デジタルコンテンツ管理ソフトウエアの最新版「iTunes 10」も発表した。ソーシャル機能「Ping」により、どんなアーティストが好きか、どんな音楽を聴いているか、どのコンサートに行く予定かなどの音楽情報をユーザー同士で共有できる。iTunes 10はすでに提供が始まっており、同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。

 新しいiPod touchは、同社独自のプロセサ「A4」や3軸ジャイロセンサーを内蔵し、背面には高品位(HD)カメラを装備する。OSには「iOS 4.1」を採用し、ゲーム対戦機能「Game Center」を持つ。1回の充電で、最大40時間の音楽再生、7時間のビデオ再生ができる。

 一方、新「iPod nano」は、マルチタッチ対応ディスプレイを搭載し、従来機種よりサイズと重量を半分にした。連続音楽再生時間は最大24時間である。新「iPod shuffle」では、クリック方式のナビゲーションコントロールを復活させた。再生中の曲名を音声で伝える「VoiceOver」ボタンを備える。連続音楽再生時間は15時間以上になった。

 いずれの機種も来週から発売する。米国での希望小売価格は、iPod touch 8Gバイトモデルが229ドル、32Gバイトモデルが299ドル、64Gバイトモデルが399ドル。iPod nano は8Gバイトモデルが149ドル、16Gモデルが179ドル。iPod shuffleは2Gバイトの容量を持ち49ドルである。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]
[発表資料(3)]
[発表資料(4)]