特定非営利活動法人 エルピーアイジャパン(LPI-Japan)は2010年8月31日、NTTドコモが「LPI-Japanビジネスパートナー制度」に参加したと発表した。AndroidとLinuxコミュニティの技術者との連携を強化するとしている。

 LPIはLinux技術者認定試験(LPIC:Linux Professional Institute Certification)を実施している国際組織で、カナダに本部がある。LPI-Japanは日本でLPICの普及・促進を行っている特定非営利活動法人(NPO法人)。

 NTTドコモはXperiaなど、Linuxをベースとした携帯電話プラットフォームAndroidを搭載したスマートフォンを販売している。「LPI-Japanビジネスパートナー制度」に参加することで、同社のAndroidスマートフォン向けのアプリケーションソフトの開発活動や、Androidの啓蒙活動を行っていく予定。

 NTTドコモ スマートフォン事業推進室 アプリケーション企画担当部長 山下哲也氏は「Androidは、Linuxと同様にオープンソース・ポリシーのもとに、コミュニティの力で進化することが見込まれている。Androidは、既存のオープンソースとの連携・統合により、数多くのイノベーションを生み出すことが期待されている。このイノベーションをより加速・進化させるために、オープンソース系技術者に対して、最新技術情報の提供やLinux技術者が多数参加されるLPIのコミュニティへのワークショップの開催において、情報発信・支援を進めたい」とコメントしている。