東京ケーブルネットワーク(TCN)は2010年8月31日、荒川区が9月5日に実施する「平成22年度荒川区総合震災訓練」に参加すると発表した。

 TCNは2010年3月末に、荒川区に対して防災無線の補助システムとして地域WiMAXを活用した「映像音声伝達システム」を納入している。同システムは、区職員の安否確認が行えるほか、情報が収集しやすい環境が整い、救援活動などへの迅速な対応が可能という。音声だけでなく映像の送受信も可能になるため、より詳細な被災状況などの把握ができる。地域WiMAXを利用した移動型システムとして、災害時における地域WiMAXの新たな活用事例と位置づける。

 今回行われる訓練では、同システムを活用して、訓練会場の都立汐入公園と生涯学習センター会場に地域WiMAX3台(汐入が2台、生涯学習センター1台)を設置して、会場間で映像の送受信を行う交信訓練を実施する。

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