デジタルテレビ向け映像配信サービス「アクトビラ」を運営するアクトビラは2010年8月30日、同日開催の臨時株主総会でパナソニックとソネットエンタテインメントを割当先とする第三者割当による新株式発行を決議したと発表した。

 アクトビラは今回の資本増強により、ビデオ・オンデマンド(VOD)サービス「アクトビラ ビデオ」利用者の拡大と満足度向上を目指すという。発行新株式数は普通株式9万3336株で、発行価額総額金は14億4万円である。この結果、2010年8月31日付けの持分比率は、パナソニック 45.5%、ソニーグループ 45.5%(内 ソネットエンタテインメント 42.5%、ソニー 3.0%)、シャープ 3.0%、東芝 3.0%、日立コンシューマエレクトロニクス 3.0%となる。今回の増資のうち資本組入額は7億2万円で、増資後の資本金は17億2万円となる。

 なお同社調べによると、2010年7月末時点のアクトビラ累計接続台数は215万台、アクトビラ対応テレビの市場での販売構成比率は64%、アクトビラ対応レコーダーの市場での販売構成比率は69%、「アクトビラ ビデオ」の提供コンテンツ数は約3万2000タイトルだという。

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