米マイクロソフトは2010年8月23日(米国時間)、「Windows Live」サービス上で提供している無料のWeb版Office「Office Web Apps」を強化したことを明らかにした。Excelにグラフ作成機能を追加するなど、正式版の公開(2010年6月7日)から3カ月もたたないうちのアップデート。「いつでも更新できる」というオンラインサービスならでは利点を生かして、小幅ながら改善が図られている。

 Office Web Appsは、Webブラウザー上で動作するWebアプリケーション版のOfficeだ。米国などでは既に一般公開されているが、国内では(1)Office 2010がインストールされたパソコンからアクセスした場合、(2)Office 2010のベータテストもしくはOffice Web Appsのテクニカルプレビューに参加したユーザー(Windows Live ID)――が利用できる。国内での一般公開は2010年秋となる見込みだ。

 Office 2010の一翼を担う製品であり、パソコンにOfficeがインストールされていなくても使える。Word Web App、Excel Web App、PowerPoint Web App、OneNote Web Appの4つが提供され、WebブラウザーはInternet Explorer 7以降、Safari 4以降、Firefox 3.5以降をサポート。Windows LiveのIDを取得していれば、誰でも無料で利用できるようになる。

Office Web Appsの機能強化を告知する米マイクロソフトの公式ブログ。ユーザーのフィードバックを基に、次に搭載する機能やその時期を決定しているという
Office Web Appsの機能強化を告知する米マイクロソフトの公式ブログ。ユーザーのフィードバックを基に、次に搭載する機能やその時期を決定しているという
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