図●IIJが構築する「松江データセンターパーク」の完成予想図
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インターネットイニシアティブは2010年8月26日、島根県松江市に外気冷却式のコンテナ型データセンターユニットを使用した「松江データセンターパーク」を構築すると発表した（図）。9月に構築を開始し、2011年4月に稼働する予定。敷地面積は8000平方メートルで、ラック数は最大216ラックである。
IIJは、サーバー冷却に外気を使用するコンテナ型データセンターユニット「IZmo」を独自に開発した。2010年2月から同ユニットの実証実験を行っており、データセンターの消費電力効率を示すPUEで1.1以下を達成したとしている。コンテナ型データセンターユニットは、トレーラーなどの特殊車両ではなく通常の大型トラックで運搬が可能なサイズで、トレーラーを使用して運ぶ場合に比べて輸送コストを3分の1に削減できるという。
各ラックには、10KWの電力を供給する。一般的な都市型データセンターでラックに供給される電力は3～6KW程度であり、より多くのサーバー/ストレージを格納できる。本データセンターは、島根県の企業立地促進条例に基づく電力料金補助などを受けており、運用コストの削減も見込めるという。
