写真1●AppliStudioによる画面レイアウト定義(AppliStudioのマニュアルより引用)
写真1●AppliStudioによる画面レイアウト定義(AppliStudioのマニュアルより引用)
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写真2●AppliStudioによる画面遷移定義(AppliStudioのマニュアルより引用)
写真2●AppliStudioによる画面遷移定義(AppliStudioのマニュアルより引用)
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写真3●iアプリDX(ドコモの技術資料より引用)
写真3●iアプリDX(ドコモの技術資料より引用)
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 NTTドコモは2010年8月26日、GPSや電話帳参照などiアプリDXの機能やiモード課金を利用するためのライブラリのベータ版を提供開始した。またiアプリ開発ツール「AppliStudio」(写真1、2)ベータ版を公開した。

 iアプリDXは、GPS(iエリア)や電話帳・履歴参照、ネイティブメーラ連携、音声認識、OpenGL ES、自動起動機能、Bluetooth、アプリのダウンロード元以外との通信許可など、iアプリの高度な機能(写真3)。従来はiモード公式サイトの企業にのみ利用が許可されていた。今回のライブラリなどの公開対象は個人開発者や公式サイト以外の企業である。

 今回公開されたのは、iアプリDXの機能を利用したアプリを開発するために必要な「ドコモマーケット(iモード)向けライブラリ」のベータ版。課金のための「ドコモマーケット(iモード)向け課金ライブラリ」のベータ版も同時に公開した。

 アプリの開発に当たっては「iアプリDX開発 トライアル申請」が必要で、その受け付けも開始した。ただし実際のアプリ提供に際してはドコモが2010年11月に公開を予定しているiアプリマーケット「ドコモマーケット(iモード)」への登録が必要になる。ドコモマーケット(iモード)への登録条件を満たしているかチェックするためのツール「ドコモマーケット(iモード)向けiアプリチェックツール」のベータ版も公開した。

 開発ツール「AppliStudio」は、iアプリの画面レイアウトや画面遷移をGUIで作成できるもの。GUI上での定義からJavaソースコードおよびXML定義ファイルを自動生成する。Eclipseのプラグインとして動作する。

 「iアプリコンテンツ開発ガイド トラステッドiアプリ編(ドコモマーケット(iモード)向け)」や「ユーザビリティガイドライン」のドラフト、ドコモマーケット(iモード)への登録条件を記述した「ドコモマーケット(iモード)サービスガイドライン」といったドキュメントも公開されている。

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