写真 ホワイトスペースの実験で使う送信アンテナ
写真 ホワイトスペースの実験で使う送信アンテナ
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 BS-TBSは2010年8月25日、TBSテレビが総務省より割り当てられた「ホワイトスペース」の周波数を活用して、3D放送を行った。赤坂BLITZで行ったイベント「モーニング娘。3Dサマーパーティー in 赤坂BLITZ」の映像を、3Dで生中継した。

 今回の取り組みは、TBSテレビが認可を受けた「ホワイトスペース特区」先行モデルの実証実験の一環である。放送に先立ち、「3D大使」に任命された出演者の「モーニング娘。」は、3D放送の魅力をアピールした。

 赤坂BLITZ入り口付近に3Dモニターを設置して、赤坂BLITZの来場者が3D生放送を鑑賞できるようにした。今回の3D生中継では、地上デジタル放送の第31チャンネルの周波数を利用し、出力アンテナ(写真)から半径100メートルの範囲で電波を受信できるようにした。

 ジュピターテレコム(J:COM)は今回のイベントの映像を、VOD(ビデオ・オンデマンド)サービス「J:COM オン デマンド」で2010年9月2日から3カ月間、独占無料配信する。「TBSは3D番組を積極的に制作し、3Dサービス開始当初からJ:COM独占でコンテンツを提供するなど、両社は強力なパートナーシップを築いている」(J:COM)という。J:COMは今回の連携によって「モーニング娘。」の特別ライブ映像をJ:COM オン デマンドのコンテンツにして3Dへの関心を高めて、ユーザーのVODサービス利用の促進を狙う。

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