日本デジタル配信(JDS)は、地上光ネットワークによるCSデジタル放送配信サービスを新たに5つのケーブルテレビ事業者に提供する。5社の顔ぶれは、中部ケーブルネットワーク(配信開始は2010年8月予定)、広域高速ネット二九六(同2010年9月)、東阿波ケーブルテレビ(同2010年9月)、アイティービー(同2010年12月)、ZTV(同2011年2月)の5事業者である。

 東阿波ケーブルテレビは、今回の配信サービスにより多チャンネル放送のデジタル化を行う。中部ケーブルネットワークや広域高速ネット二九六、アイティービー、ZTVは従来の配信方法からJDSの地上光ネットワークに配信方法へ切り替える。

 JDSは、2005年10月に地上光ネットワークによるCSデジタル放送配信サービスを開始した。現在は東京、名古屋、三重、大阪、高松、広島、福岡を中心に120事業者148局に提供している。本配信により、JDSの地上光ネットワークのCSデジタル放送配信サービスの多チャンネル配信世帯数は、25万世帯増えて545万世帯を超える見込みという。

 JDSは引き続き地上光ネットワークと衛星ネットワークの二つのネットワークを利用し、全国あまねくCSデジタル放送配信サービスを提供するとしている。

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