写真1●NTT東日本が26日にオープンする「光HOUSE」
写真1●NTT東日本が26日にオープンする「光HOUSE」
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 NTT東日本は2010年8月26日から、住まいのシーンの中で光サービスを体感できるショールーム「光HOUSE」をオープンする。場所はNTT西新宿ビル(東京都新宿区)の1階。予約不要で自由に内部を見ることができる。入場無料。オープンに先立って8月25日、報道陣向けに内部を公開した(写真1)。

 光HOUSE開設の目的について、同社東京支店の神谷直応営業企画部長は「生活シーンの中でサービスを実際に体感したいというエンドユーザーの声が増えてきたから」と説明する。そこで光HOUSEでは、リビング(写真2)やキッズルーム(写真3)、シニア向けの部屋(写真4)など実際に生活する人に合わせて、「ひかりTV」などの映像系サービスや「光iフレーム」などのインターネット端末、「光ポータブル」などの無線系サービスを展示している。

写真2●リビングルームでは「ひかりTV」などのサービスを展示。
写真2●リビングルームでは「ひかりTV」などのサービスを展示。
壁掛けテレビを設置する場合は、マルチメディアコンセントの位置を壁の高い位置に用意したほうがよいなど、住宅施工の際に参考になるノウハウも教えてくれる
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写真3●キッズルームでは、光サービスと任天堂「Wii」や「DS」を接続し、教育向けコンテンツなどを表示
写真3●キッズルームでは、光サービスと任天堂「Wii」や「DS」を接続し、教育向けコンテンツなどを表示
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写真4●シニアルームでは、パソコンに詳しくないユーザーでも使いやすいという「光BOX」を中心に紹介。
写真4●シニアルームでは、パソコンに詳しくないユーザーでも使いやすいという「光BOX」を中心に紹介。
PLC(電力線通信)を使ったネット接続も提案している
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 さらに「これまで住まいの“光化”について、住宅やマンションのデベロッパーや施工主にコンサルティングする場が少なかった」(神谷部長)ことから、メーカーやデベロッパ向けに設備構築のポイントを説明する場としても利用する。コンサルティングは無料で受けられるという。

写真5●光配線に利用する設備も豊富に展示。メーカーやデベロッパ向けのコンサルティングの場としても利用する
写真5●光配線に利用する設備も豊富に展示。メーカーやデベロッパ向けのコンサルティングの場としても利用する
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 光HOUSEでは、戸建てと集合住宅のそれぞれを対象とした設備として、スプリッタやケーブル、配管なども展示している(写真5)。

 なお3年前まで集合住宅では、各住戸内までを電話ケーブルで配線する「VDSL方式」、LANケーブルを使って配線する「LAN配線方式」のいずれかを利用する方法がほとんどだった。しかし最近では新築マンションの約9割が各住戸内まで光ファイバーケーブルで配線する「光配線方式」を採用しているという。

光HOUSEの専用サイト