米Novellは米国時間2010年8月24日、クラウドコンピューティング環境に対応したアクセス認証サービス「Novell Cloud Security Service」の一般提供を発表した。クラウドコンピューティングを利用してソフトウエアやプラットフォームを提供するサービスプロバイダーによる採用を想定する。

 Novell Cloud Security Serviceはマルチテナント対応の測定機能、課金機能、監査機能を備える。クラウド・サービス・プロバイダーは、複数の顧客やアプリケーションのアクセスを効率的に管理し、信頼性の高いセキュリティとコンプライアンスを顧客に提供することができる。

 一方企業は、物理的インフラあるいは仮想インフラに使用しているID認証フレームワークをクラウドコンピューティング環境にも拡大し、一貫したIDおよびセキュリティ管理を維持することが可能だ。

 Novell Cloud Security Serviceは現在世界で数件のベータテストを行っているが、一般提供開始により、200以上のIaaS(インフラ・アズ・ア・サービス)プロバイダーや、1300以上のSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)およびPaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)プロバイダーによる導入を見込んでいる。

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