米NPD Groupは米国時間2010年8月23日、米国のソーシャルゲーム利用に関する調査結果を発表した。過去3カ月間にソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)サイトでオンラインゲームを行った6歳以上の米国消費者は20%(5680万人に相当)にのぼった。

 ソーシャルゲームは一般的に女性が大半を占めるとみられているが、利用者の男女比はほぼ半々で男性が47%、女性が53%だった。ソーシャルゲーム利用経験者の35%はゲーム初心者で、他のタイプのゲームで遊んだことがない人々だった。

 初心者率は高いものの、以前は別のタイプのゲームを利用していたユーザーが多いことも明らかだ。ソーシャルゲームの普及は、利用時間とコストの面で他のタイプのゲームに影響を与えている。同社アナリストのAnita Frazier氏は「ソーシャルゲームに移行するユーザーが増えるにつれ、ゲーム業界全体はこうした変化に対応しなければならなくなる」と述べている。

 ソーシャルゲームは無償で利用できるが、ユーザーの10%が有料オプションなどに実際のお金を使ったことがあり、11%が将来有料機能を使ってもいいと考えている。

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