米Microsoftは米国時間2010年8月23日、スマートフォン向けOS「Windows Phone 7」の発表から半年で、同OSの開発者向けツール「Windows Phone Developer Tools」が30万件以上ダウンロードされたと発表した。現在ベータ版の同ツールは9月16日に最終版をリリースする。

 Microsoftは、開発者が同ツールで作成したアプリケーションを配信/販売するためのマーケットプレイス「Windows Phone Marketplace」を10月初めに開設する。開発者は、開発ツールの最終版が利用可能になった際に、ベータ版で作成したアプリケーションを再コンパイルすれば、同マーケットプレイスにアプリケーションを申請できる。すでに開発者向けサイトでアカウント登録を受け付けている。

 最終版のツールでは、若干の修正を施し、Silverlightコントロール機能、パノラマ対応機能、検索エンジン「Bing」の地図サービスとの連携機能などを提供する。

 同社は、単にマーケットプレイスを開設するだけでなく、開発者がアプリケーションを申請する手続きの効率化と透明性維持にも努めるとしている。今後数週間で、申請および認定プロセスの限定テストを実施する。

 今やスマートフォンの利用拡大において、モバイルアプリケーション配信サイトの存在は重要だ。米メディアの報道(InfoWorld)によると、米Appleの「App Store」では22万5000種類以上、カナダResearch in Motionの「BlackBerry App World」では約9500種類のモバイルアプリケーションを提供している。

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