半導体製造装置などを開発する米Applied Materialsは現地時間2010年8月18日、2010会計年度第3四半期(2010年5~2010年7月)の決算を発表した。売上高は25億2000万ドルで、前期と比べ10%増加し、前年同期からは約2倍に拡大した。会計原則(GAAP)ベースの純利益は1億2300万ドル(1株当たり利益は0.09ドル)で、前年同期の純損失5500万ドル(1株当たり損失は0.04ドル)から黒字に回復した。

 非GAAPベースの場合、純利益は2億3400万ドル(1株当たり利益は0.17ドル)。前年同期は非GAAPベースで3300万ドルの純損失(1株当たり損失は0.02ドル)を計上していた。

 売上高の内訳は、Silicon Systems Group部門が14億5000万ドル、Applied Global Services部門が4億6800万ドル、Display部門が2億1600万ドル、Energy and Environmental Solutions部門が3億8700万ドルだった。

 同社は7月にEnergy and Environmental Solutions部門の再編を発表している。同部門のリストラ関連費用として当期に4億500万ドルを計上し、これによりGAAPおよび非GAAPベースの1株当たり利益を0.12ドル押し下げた。

 今後の見通しについて同社は、2010会計年度第4四半期(2010年8~10月)の売上高を前期比横ばいから5%増と見込んでいる。非GAAPベースの1株当たり利益は0.28~0.32ドルと予測する。Silicon Systems Group部門については、通期(2009年11月~2010年10月)売上高が前年度比160%以上拡大するとの見通しを明らかにした。

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