米Rambusと米NVIDIAは米国時間2010年8月13日、メモリーコントローラーに関する特許ライセンス契約を結んだと発表した。NVIDIAは、Rambusから一部メモリーコントローラーのライセンス供与を受け、SDRメモリーコントローラーについては1%のロイヤルティを、DDR/DDR2/DDR3/LPDDR/LPDDR2/GDDR2/GDDR3/GDDR4/GDDR5などのメモリーコントローラーについては2%のロイヤルティを支払う。

 今回のライセンス契約は、欧州連合(EU)の欧州委員会(EC)との協約に則って締結したもの。米メディアの報道(Businessweek)によると、Rambusはメモリーコントローラー1個当たりのロイヤルティを40セント以下とすることでECと合意した。

 RambusとNVIDIAは半導体関連の特許侵害問題で複数の訴訟を繰り広げているが(関連記事:ITC、NVIDIAによるRambus特許侵害を一部認定)、今回のライセンス契約によっていずれの訴訟も取り下げることはないとしている。

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