NTT東日本神奈川支店は2010年8月11日、同支店管内の一部エリアで、加入電話とひかり電話、フレッツアクセスサービスなどが利用できない状態になっていると発表した。

 発生時刻は同日の12時56分ころ。影響を受けたエリアは横浜市港北区の一部と神奈川区の一部。影響を受けたサービスは加入電話、フレッツアクセスサービス(フレッツ 光、フレッツADSL、フレッツISDN)と専用回線、ひかり電話である。影響を受けた回線数は加入電話が約5万3000、フレッツアクセスサービスが約2万1120(内訳はフレッツ 光が約1万7000、フレッツADSLが約4000、フレッツISDNが約120)、専用回線が約480、ひかり電話が約9000。

 15時30分時点で回復した回線数は、加入電話1万7000、フレッツアクセスサービス約1万3000(内訳はフレッツ 光が9000、フレッツADSLは4000で全回線)、専用回線が90。

 なお、同社は13時30分時点の状況を伝えた第1報で、フレッツ 光とひかり電話の影響数をそれぞれ2万4000回線、1万3000回線と発表していたが、このうちフレッツ 光ネクスト7000回線とフレッツ 光ネクスト利用のひかり電話約4000回線には影響がなかったため、15時30分時点の状況を伝える第2報で影響を受けた回線数を上記の内容に修正した。

 NTT東日本では原因について、NTT東日本綱島ビルにおける同社の電源設備の故障によるもようで、詳細は調査中としている。同社では「当該ビルの非常用発電設備、および移動電源車駆け付けによる通信設備への給電」という措置を取ったという。

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