総務省は2010年8月6日、「フューチャースクール推進事業」の実証研究(「東日本地域におけるICTを利活用した協働教育の推進に関する調査研究」および「西日本地域におけるICTを利活用した協働教育の推進に関する調査研究」)の請負先と実証校を発表した。

 東日本地域の請負先はNTTコミュニケーションズで、実証校は石狩市立紅南小学校(北海道)、寒河江市立高松小学校(山形県)、葛飾区立本田小学校(東京都)、長野市立塩崎小学校(長野県)、内灘町立大根布小学校(石川県)の5校である。

 西日本地域の請負先は富士通総研で、実証校は大府市立東山小学校(愛知県)、箕面市立萱野小学校(大阪府)、広島市立藤の木小学校(広島県)、東みよし町立足代小学校(徳島県)、佐賀市立西与賀小学校(佐賀県)の5校である。

 実証実験では、タブレットPC(全児童1人1台)やインタラクティブホワイトボード(全普通教室1台)、校内無線LANの整備、協働教育プラットフォーム(教育クラウド)の構築などのICT環境を構築する。学校現場でICTを利活用し、児童がお互いに学び合い教え合う「協働教育」の推進を目的に、実現に必要な情報通信技術面を中心とした課題を抽出・分析する方針である。

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