ビジネス向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)サイト「LinkedIn」を運営する米LinkedInは米国時間2010年8月4日、レコメンデーション技術の米mSpokeを買収することで両社が合意したと発表した。

 mSpokeはペンシルバニア州ピッツバーグに本拠を置く新興会社で、最高経営責任者(CEO)のSean Ammirati氏と取締役会会長のDave Mawhinney氏、最高技術責任者(CTO)のDean Thompson氏が共同で立ち上げた。3人を含め、カーネギーメロン大学に縁がある人物が集まっている。

 Thompson氏は、「LinkedIn会員が作成したさまざまなコンテンツのストリームから関連性を抽出し、有用なレコメンデーション機能を提供することにより、ビジネスユーザーがすばやく効率的に課題を克服することを支援する」としている。またLinkedInのCEO、Jeff Weiner氏は、「当社は、LinkedIn会員に価値あるプロフェッショナルな洞察をもたらす技術に積極的に投資する」と述べた。

 LinkedInは買収金額などの詳細な条件については明らかにしていないが、米メディア(Forbes)は、500万ドル近くを支払うだろうと報じている。同メディアによると、mSpokeはこの1年間、大部分が休業状態だった。

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