カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と富士山マガジンサービス(Fujisan)は2010年8月4日、CCCがFujisanの株式を取得してFujisanをCCCの持分法適用関連会社とし、両社が業務提携を行うことについて基本合意書を締結したと発表した。CCCは2010年8月18日にFujisanの株式3万3505株(所有割合26.67%)を取得する。さらに8月下旬、Fujisanの増資により追加で1万5637株を取得することで、所有割合を33.33%まで高める予定である。

 Fujisanは日本最大級の雑誌のオンライン書店として、8000誌を超える雑誌を取り扱っている。今回の業務提携ではCCCが持つ会員基盤とFujisanが持つ定期購読の仕組みを活用し、相互にインターネットサービスの競争力強化を目指す狙いがあるという。

 提携により両社は、「Fujisanで取り扱う雑誌販売をCCCやCCCのアライアンス企業が運営するサイトと連携する」、「TSUTAYA店舗経由でFujisanの雑誌定期購読を取り扱えるように検討する」、「Fujisanの電子書籍/雑誌プラットフォームおよびCCCの会員基盤を生かした電子書籍/雑誌サービスの提供を検討する」、「FujisanがTポイントアライアンスに加盟し、CCCの持つ会員基盤を最大限に活用できる環境を整備する」――といった取り組みを実施する方針である。

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