写真●仮想テープライブラリの新製品「IBM  System Storage TS7610 ProtecTIER Deduplication Appliance Express」
写真●仮想テープライブラリの新製品「IBM System Storage TS7610 ProtecTIER Deduplication Appliance Express」
[画像のクリックで拡大表示]

 日本IBMは2010年8月4日、仮想テープライブラリの新製品「IBM System Storage TS7610 ProtecTIER Deduplication Appliance Express」を発表した(写真)。エントリモデルの位置づけで、4Tバイトをバックアップできるモデルの最小構成価格は804万2500円(税別)である。8月5日から販売を開始し、12月15日まではキャンペーンとして半額で購入できる。

 仮想テープライブラリはディスクを持ったストレージでありながら、データをテープイメージで保存する製品。仮想オートローダーや仮想テープドライブを作成し、バックアップ対象のサーバーに割り当てて使う。サーバーからはテープ装置に見えるため、従来のテープライブラリの運用を踏襲でき、バックアップ時間を短縮できる。

 新製品は重複排除機能を搭載しているのが特徴。日本IBMによれば、重複データを排除することで実際にバックアップするデータの量をこれまでの4%に抑えられるという。バックアップするデータの量はこれまでの最大25倍に増やせる計算だ。

 加えて、上位機種と比べてきょう体を小型化。標準ラックに搭載できる高さ3Uのサイズとした。

 新製品のラインアップとして、5.4Tバイトモデルもある。価格は921万8500円(税別)で、12月15日までは半額で購入できる。