写真1●「Avaya Ethernet Routing Switch 8800(ERS 8800)」シリーズ
写真1●「Avaya Ethernet Routing Switch 8800(ERS 8800)」シリーズ
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写真2●米Avaya データソリューション ジェネラルマネージャーのジャン・タージョン氏
写真2●米Avaya データソリューション ジェネラルマネージャーのジャン・タージョン氏
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 日本アバイアは2010年7月30日、イーサネットスイッチの新製品「Avaya Ethernet Routing Switch 8800(ERS 8800)」シリーズ(写真1)を発表、出荷開始した。有線LAN/無線LANを統合管理できるのが特徴だ。

 ERS 8800は、米Avayaが2009年に買収したカナダNortelのレイヤー2/3スイッチ「Passport 8600(現製品名はERS 8600)」の後継機種にあたる。旧機種と比較してメモリー容量が50%以上増加し、約33%省電力化した。クラスタ構成で最大200ポートの100ギガビットイーサネット(GbE)をサポートする。

 無線LANコントローラ機能を仮想化して、スイッチ本体に統合する同社のアーキテクチャ「Split-Plane」に対応する。米Avaya データソリューション ジェネラルマネージャーのジャン・タージョン氏(写真2)によると、同社はSplit-Plane対応の無線LAN製品を9月ごろまでに発売する予定で、ERS 8800は2010年内にもこれらの製品をサポートするという。

 タージョン氏はERS 8800について、「大学キャンパスのように、屋内と屋外をまたがる敷地内のLANへの用途を想定している」と説明。大学のほかに、工場などの広い敷地を持つ製造業や金融業向けに提供していくという。