Open PJCの進ちょく管理画面
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OpenPJCのプロジェクト登録画面
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CTOPによるOpen PJCのカスタマイズ
CTOPによるOpen PJCのカスタマイズ
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 日本OSS推進フォーラムは2010年7月30日、Rubyで開発したプロジェクト管理ツール「Open PJC」と開発支援ツール「Traxi」および「Customize Tool for Open PJC(CTOP)」をオープンソースソフトウエアとして公開したと発表した。

 Open PJCは、 アースインターシステムズが開発、販売しているプロジェクト管理ツール「PJC」をRuby on Railsで再構築したもの。プロジェクトの進ちょく管理や損益管理などの機能を備える。プロジェクトの作業手順やチェックリストのひな型や、過去のプロジェクトで使用した書類などを登録できる文書管理機能により、「経験の浅いプロジェクトマネジャでも、ひな形や過去のプロジェクトの書類を再利用することでプロジェクトの段取りを効率化できる」(アースインターシステムズ)という。

 Traxiは、Open PJCのために作成したRuby on Rails上の開発基盤。Traxiで開発したアプリケーションは、専用のカスタマイズツールであるCTOPを使うことで、データ項目の追加や変更などを、プログラムをほとんど記述することなくWebブラウザ上で行うことができる。

 日本OSS推進フォーラムは、オープンソースソフトウエアの普及を目的とした産官の団体。Open PJC、TraxiおよびCTOPは、日本OSS推進フォーラムのアプリケーション部会 Rubyアプリケーション タスクフォース(TF)が開発した。同TFのメンバーであるアースインターシステムズ、富士通、富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(SSL)が中心となって実装した。経済産業省が進める中小企業向けクラウドサービス「J-SaaS」で、Open PJCをベースにしたプロジェクト管理サービス「Project Collaboration for J-SaaS」がアースインターシステムズにより提供されている。

 Open PJCなどの開発は、オープンソースソフトウエア開発支援サイトSourceForge.JP上で行っている。RubyアプリケーションTFでは、「現在も継続的に開発を行っており、興味のある方は参加してほしい」としている。

◎関連リンク
Open PJC
Traxi
Customize Tool for Open PJC(CTOP)