写真●日立製作所の三好崇司執行役副社長
写真●日立製作所の三好崇司執行役副社長
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 日立製作所は2010年7月30日、2010年4~6月期(第1四半期)の連結決算(米国会計基準)を発表した。売上高は前年同期比14%増の2兆1525億円、営業利益は同1390億円増の884億円と増収増益を果たした。「高機能材料」「建設機械」などの分野が収益を拡大したことが寄与した。

 ただし、「情報・通信システム」は伸び悩んだ。売上高は前年同期比3%減の3489億円、営業利益は同51億円減の1億円と減収減益となった。減益だったのは全セグメント中、情報・通信システムだけである。「国内でIT投資の抑制傾向が続いているため、減収を避けられなかった。コスト削減の努力は続けているものの、売上高の減少を受けて減益になった」(三好崇司執行役副社長、写真)。