米Googleは米国時間2010年7月29日、動画共有サイト「YouTube」で一般ユーザーが投稿可能な動画の長さを最大15分に延長すると発表した。

 これまでの制限時間は最大10分だったが、著作権管理ツール「Content ID」などの改善により、延長が可能になった。同社によれば、主要な米国映画会社とレコード会社を含む1000社以上が、YouTubeへの投稿動画が自社の著作権を侵害していないか監視するためにContent IDを導入しているという。

 今回の制限時間延長を記念して15分動画のコンテストを実施する。8月4日までに「yt15minutes」というタグを付けて投稿された動画から数本の作品を選び、YouTubeのホームページで紹介する。

 なお、GoogleとYouTubeは今年6月、米Viacomが起こした著作権侵害訴訟で勝訴している。裁判所は、YouTubeが著作権保持者の権利管理に協力しており、デジタルミレニアム著作権法(DMCA)の保護規定の適用対象に当たると判断した(関連記事:GoogleとYouTube、著作権侵害訴訟でViacomに勝訴)。

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