総務省は2010年7月27日、特別衛星放送の委託放送業務についての認定申請受け付け(2010年6月24日から7月23日に実施)の結果を発表した。BSデジタル放送の第21チャンネルおよび第23チャンネルの周波数(帯域幅は96スロット)を利用した委託放送業務を希望する申請者は11事業者だった。

 申請したのは、IMAGICAティーヴィ、SCサテライト放送、ジェイ・スポーツ・ブロードキャスティング、スペースシャワーネットワーク、ソネットエンタテインメント、釣りビジョン、日本映画衛星放送、日本レジャーチャンネル、BSKN(設立中)、ビーエスFOX、ブロードキャスト・サテライト・ディズニーである。SCサテライト放送とブロードキャスト・サテライト・ディズニーは無料放送を予定する。申請した委託放送業務に必要な帯域幅は合計224スロットで、実際の帯域幅の2倍強に相当する。

 BSデジタル放送の第7チャンネル(帯域幅は6スロット)の使用を希望したのは4事業者だった。アニマックスブロードキャスト・ジャパンとIMAGICAティーヴィ、ビーエスFOX、ブロードキャスト・サテライト・ディズニーが申請を行った。申請された委託放送業務に必要な帯域幅は24スロットである。こちらは、4事業者すべてが有料放送を含む放送を予定する。なお、第15チャンネル(帯域幅は0.5スロット)の使用を希望する認定申請はなかった。

 総務省は今後、受け付けた申請について審査を行い、電波監理審議会の答申を経て、2010年9月ころに特別衛星放送に関する委託放送業務の認定を予定する。今回申請のあった委託放送は、2011年12月から2012年7月をメドに放送が開始される予定である。

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