写真1●日本ベリサインの古市 克典社長
写真1●日本ベリサインの古市 克典社長
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写真2●Verisign Trust Sealのアイコン。Verisign Secured Sealのアイコンの「Secured」部分が「Trusted」になっただけなので一見区別が付きにくい
写真2●Verisign Trust Sealのアイコン。Verisign Secured Sealのアイコンの「Secured」部分が「Trusted」になっただけなので一見区別が付きにくい
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写真3●Verisign Trust SealとVerisign Secured Sealの比較
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 日本ベリサインは2010年7月27日、Webサイトの信頼性を付与するサービス「Verisign Trust Seal」を同日より国内向けに提供すると発表した。従来提供していた「Verisign Secured Seal」では、SSLを使った暗号化通信を行うための証明書を提供していた。同社の古市 克典社長(写真1)は、「eコマースサイトの決済にかかわらないページや、情報提供の正当性を必要とする政治家のWebサイトなどに利用してもらいたい」としている。

 Verisign Trust Sealは、Webサイトの正当性とマルウエア検知、検索サイトの検索結果に安全性を証明するアイコンを表示するサービスを提供する。Webサイトの正当性は、従来のVerisign Secured Sealと同じ方法でWebサイトの運営者が正規であるか否かを認証するもの。マルウエア検知は、1日1回Webサイトの改ざんなどによってGumblarなどのマルウエアに感染していないかをチェックする。もし認証が成功しなかったり、マルウエアに感染されたりしていた場合は、そのページにあるVerisign Trust Sealのアイコン(写真2)が表示されなくなる。

 検索サイトへのアイコン表示は、Webブラウザーを使って検索を行ったとき、Verisign Trust Sealによって安全性を証明されたリンク先にのみ、そのアイコンを表示するもの。ただし、この機能をユーザーが有効にするには、ウイルス対策ソフトの「AVG Anti-Virus」にバンドルされている「AVG Link Scanner」を有効にしておく必要がある。

 Verisign Trust Sealの利用料金は、1年間で3万9600円(税別、写真3)。なお、Verisign Secured Sealのユーザーには、2010年10月以降に同等の機能を無償で追加していく予定。

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