写真1●サイボウズ ガルーン 3の中国語表示
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写真2●サイボウズの青野慶久代表取締役社長
写真2●サイボウズの青野慶久代表取締役社長
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 サイボウズは2010年7月27日、大企業向けグループウエアの新版「サイボウズ ガルーン 3」を発表した。英語と中国語(簡体字)への表示言語切り替え(写真1)に対応したほか、これまで有料で提供していた一部のオプションメニューを、追加料金なしで利用できるようにした。8月30日に発売する。

 ガルーンは、最大1万人のユーザーに対応できるWebベースの大企業向けグループウエア。ポータルやスケジュール管理、社内メール、掲示板、ファイル管理、タイムカード、アドレス帳などのアプリケーションを提供する。

 新版では、メニューなどの表示を個人設定で英語と中国語に切り替えることが可能になった。同社の青野慶久代表取締役社長(写真2)は、「多言語表示に対応したガルーン 3で、企業のグローバル化を支援していく」と意気込む。さらに、2011年までに異なるタイムゾーンに属する拠点間での運用と、海外でのリモートサービス利用を可能にするという。

 また、新版から価格体系を刷新し、主要なオプションメニューを追加料金なしで利用できるようにした。ガルーン2では800万円(1000ユーザーで導入した場合、税別)の追加料金が必要だった「ワークフロー」、240万円(同)の「全文検索」などを、新版では本体価格800万円(同)に含めた標準機能として提供する。