日立電子サービスは2010年7月26日、パソコンや複合機、資産管理ソフトといったオフィスで使うIT機器やソフトについて、購入から保守サポートサービスまでを一括で請け負うサービスの提供を開始した。名称は「Make IT Simple」である。

 扱うIT製品は12種類。「市場認知度が高く、コスト競争力があり、エコやセキュリティが強化できる製品を採用した」という。例えば、日本ヒューレット・パッカードやデルといったメーカーのクライアントパソコン、シトリックス・システムズ・ジャパンのシンクライアント向け仮想化ソフト、Skyの資産管理ソフトなどがある。

 こうした12種類の製品を利用者が組み合わせる。日立電サは調達から保守サポートまで一元的に窓口となる。利用者にとってはサポート窓口を一本化できることがメリットだ。さらに日立電サが予備機器を預かることで障害復旧のスピードも速まるとしている。

 日立電サはMake IT Simpleを主に中堅中小企業向けに提供する。初年度の売上目標は150億円である。