英ARMと米Microsoftは英国時間2010年7月23日、ARM製プロセッサ用アーキテクチャー設計資産(IP)について新たなライセンス契約を結んだと発表した。

 このライセンス契約により、MicrosoftはARM製プロセッサコアに関するさまざまな技術や特許にアクセスし、OS開発などが行える。ARM製プロセッサは数多くの携帯電話機/スマートフォン、ネットブック、モバイル機器などに採用されているため、Microsoftはこうした市場に対する体制を強化できる可能性がある。

 ARMとMicrosoftは1997年から提携関係にあり、組み込み機器や消費者向け製品、モバイル機器といった分野のソフトウエア/ハードウエア開発で協力してきた。Microsoftは、ARMプロセッサ用マイクロアーキテクチャーの開発にも参加したことがある。

 なお今回のライセンス契約について両社はライセンス料や契約期間など詳しい条件は公表していない。

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