両社提携のメリットを説明するホームページ「Search Alliance」
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 米Microsoftは、米Yahoo!との提携に基づいた検索エンジン統合のテストを行っている。米国時間2010年7月20日、公式ブログへの投稿で明らかにした。7月半ばに開始した同テストは、今夏を通して実施する。

 Yahoo!は、検索サービス「Yahoo! Search」のオーガニック検索(通常のWeb検索)にMicrosoftの検索エンジン「Bing」を採用する。順次統合を拡大し、Yahoo! Searchトラフィックの最大25%をBingが提供する見込み。

 また、Microsoftの広告プラットフォーム「adCenter」による有料検索広告配信のテストも開始した。米国におけるYahoo! Searchトラフィックの最大2.5~3.5%をadCenterに移行する予定。

 両社が5月に明らかにした移行計画によると、今年のホリデーシーズンが始まる前に米国とカナダの広告顧客をadCenterに移行させる予定。ただし、品質維持が難しいと判断した場合は2011年初頭に延期する(関連記事:Yahoo!のMS広告プラットフォーム移行計画、広告主の懸念は?)。Microsoftは最初の5年間、Yahoo!のサイトで得た検索収益の88%をYahoo!に支払う。

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