米Microsoftは米国時間2010年7月20日、無料のマルウエア対策ソフトウエア「Microsoft Security Essentials」の次期版についてベータ版の提供を開始したと発表した。Webサイトで、人数限定のベータ版評価プログラムへの参加申し込みを先着順で受け付けている。現在の対応言語は、米語とブラジル系ポルトガル語など。今後リリースするベータ版で簡体字中国語にも対応する予定。

 Security Essentialsは、コンピュータウイルスやスパイウエアといった悪質なソフトウエアからWindows 7/Vista/XP搭載パソコンを保護する。プロセッサとメモリーの使用量を抑えており、パソコンの動きが遅くならないという。今回のベータ版ではセキュリティエンジンを改良し、マルウエア検出/除去機能を強化するとともに、性能を向上させた。Internet Explorer(IE)と連携してWebページからの攻撃を防ぐ機能も搭載した。

 インストール時にWindows内蔵のファイアウオール機能を有効化するかどうか選べるようにした。Windows 7/Vistaの場合は、ネットワーク経由の攻撃を検知して対処する機能も利用できる。

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