中学生Ruby教室の模様。まつもとゆきひろ氏(右)も飛び入り参加した(写真提供:松江市)
中学生Ruby教室の模様。まつもとゆきひろ氏(右)も飛び入り参加した(写真提供:松江市)
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中学生が学んだRubyによるプログラムの例(写真提供:松江市)
中学生が学んだRubyによるプログラムの例(写真提供:松江市)
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 松江市は2010年7月17日、市内の中学生を対象にしたRuby教室を開催した。午前と午後の2回に分けて実施し、合わせて19名の中学生がRubyによるプログラミングを学んだ。Rubyの作者であるまつもとゆきひろ氏の飛び入り参加もあった。

 松江市では2008年から中学生を対象にしたRuby教室を開催している。まつもとゆきひろ氏が市内に在住していることから、Rubyによる産業振興を図る「Ruby City Matsueプロジェクト」を推進している。その一環として地元の学生にRubyに親しんでもらうことが狙いだ。

 教室は、Ruby City Matsueプロジェクトの拠点である松江駅前の交流スペース「松江オープンソースラボ」で開催。参加した中学生はプログラムの基礎について学んだあと、自分で描いたキャラクタを動かすアプリケーションや、ブロック崩し、デジタル時計、スロットマシンなどのプログラムを打ち込み、その改造に挑戦した。

 講師はまつもと氏がフェローとして所属するネットワーク応用研究所の技術者が務めた。松江工業高等専門学校の学生もアシスタントとしてサポート。まつもと氏自身も午後の部に参加し、中学生にアドバイスした。

 参加者からは「ゲームが動く仕組みが分かって面白かった」、「基礎からちょっとしたプログラミングまで体験できてよかった」、「自分なりに改造ができて面白かった」、「もっと難しいプログラミングに挑戦してみたい」などの感想が寄せられたという。

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中学生Ruby教室2010