総務省の四国総合通信局は、愛媛CATV、四国中央市および四国中央テレビから申請のあった「デジアナ変換」暫定導入に係る放送設備の変更について、7月12日付けで変更登録・変更許可を行ったと発表した。これを受けて、「デジアナ変換」サービスが、7月14日から順次スタートした。デジアナ変換の暫定導入は、「全国初」という。

 「デジアナ変換」サービスとは、地上アナログ放送終了後も、当面の間引き続きアナログテレビ受信機で視聴できるように、ケーブルテレビ事業者側で受信した「地上デジタル放送」をアナログ放送波に変換して加入者に配信することをいう。7月14日は、まず四国中央市および四国中央テレビがサービスを開始した。

 総務省は、「まだ使えるアナログテレビ受信機を引き続き利用したいという要望への対応」「2台目や3台目以降のデジタル化対応に係る費用負担の平準化」などに有効なことから、「デジアナ変換」の暫定導入を促す要請を、ケーブルテレビ事業者に対し行ってきた。四国総合通信局では、引き続き四国管内のケーブルテレビ事業者に対し「デジアナ変換」暫定導入を促す働きかけなど、デジタル化に向けた取り組みを進めていくという。

[発表資料へ]