富士通と富士通ビジネスシステム(FJB)は2010年7月14日、FJBの新社名を「富士通マーケティング(FJM)」に決定したと発表した。10月1日から変更する。社名変更には、中堅市場向けビジネスを担う中核会社として生まれ変わるという意味を込めているという。

 富士通は現在、FJBを富士通グループにおける中堅市場向けビジネスの中核会社に変革させている最中だ。2010年4月にまず、富士通本体が担当してきた、中堅市場向けERP(統合基幹業務システム)パッケージ「GLOVIA smart」の企画・開発機能をFJBに移管した。社名変更する10月1日には、東名阪地区のパートナー支援機能を新FJMに移管する。

 一連の施策により富士通は、中堅・中小市場からの売上高を2008年度の約3500億円から2013年度に約5000億円にまで拡大する目標を掲げている。