米Googleは米国時間2010年7月12日、同社のモバイルプラットフォーム「Android」に対応したモバイルアプリケーションを開発するためのツール「App Inventor」のベータ版を発表した。プログラミングの知識がなくても手軽にAndroid搭載機向けのアプリケーションを作成できるとしている。数週間以内に招待制の一般向け提供を開始する。

 App Inventorでは、ユーザーはコードを記述するのではなく、「ボタン」「画像」「パスワード入力欄」などのパーツを使って視覚的にデザインし、「情報を保存」「繰り返し」といった動作要素(ブロック)を使ってアプリケーションの動作を設計できる。

 GPS対応機能も提供するため、位置情報ベースのアプリケーションを構築することが可能。Android搭載機のテキスト読み上げ機能と連動したアプリケーションも作成できる。Webアプリケーションを書く知識があれば、ミニブログサービス「Twitter」などと連携したアプリケーションも作れる。

 同社のテストサイト「Google Labs」で、App Inventorを使って作成したサンプルアプリケーションを参照できる。App Inventor試用の招待を受け取るには、同社のWebサイトでリクエスト登録する。

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